2021.04.17
皆さんこんにちは!
REIWAです('ω')ノ
わが家のプジョー308swもまもなく2才。という事で健康診断…もといメンテナンスプログラムによる24ヶ月点検を受ける事に。
点検当日は約束した時間ジャストにDラーに到着('ω')
この日は2時間ばかり308swを預ける予定になっています。
という事で事前に試乗車のリクエストをしていました。
”プジョー リフターGT line”
今回の主役です('ω')
プジョー車に乗ってる方なら既にお馴染みのクルマになっているかと。とはいえ日本で正式に発売となったのは2020年11月25日とまだ発売してから5ヶ月にも満たないニューフェイス
ではなんでプジョー車に乗ってる方にはお馴染みなのかというと、正式発売の1年と1ヶ月前に先行販売といった形でリフターをお披露目してたから。
一見すると日本で数多く走ってるミニバンのような形状をしたクルマだけど、乗車定員は最大5名まで。
ジャンルとしてはマルチパーパス(多目的用途車)とかレクリエーションビーグル(多目的用途車)に属するクルマ。
早い話が、家族を乗せて旅行に行ったり、キャンプに行ったり、サーフィン、スノボ、登山。仕事に引っ越しに車中泊にゴルフ。冠婚葬祭からデート、そしてお父さんの秘密基地にまでなんでもござれ的なクルマという訳です。
本国フランスではルノーカングーと同じ商用車の位置づけだという事も付け加えておきます('ω')
↓ 日本ではお洒落センサーの感度が高い人を中心に人気のルノーカングー
リフターとシトロエン ベルランゴとは兄弟車
因みにリフターには兄弟が…。そのクルマとは、同じグループPSAの”シトロエン ベルランゴ”
リフターと同日に開催した2019年10月19日のオンライン先行予約販売においては僅か5時間余りでSOLD OUTになってしまったという武勇伝を持つクルマ。現在でも納車待ちが続いてるんだとか('Д')
↓ 大ヒット中のシトロエン ベルランゴ
”デビューエディション”についてはお互い同じ日にスタートを切ったけど、正式発売はベルランゴの方が3ヶ月早いスタート
こうして見比べると派手なルックスがさまになっていて誰からみてもシャレオツだと認めてもらえるベルランゴに対してやや大人しい印象のするリフター
とはいえリフターは名前が示すように車体がリフトしているが特徴。これによりロードクリアランスがなんと180mmも、フェンダープロテクターが装着されている事もありさながらSUVといった様相
更にこの日に拝借したGT lineというグレードにはトラクションコントロールとブレーキLSD(と理解した)の良い取りした”アドバンスドグリップコントロール”が標準装備。これにより悪路での走破性もバッチシ!
山に海にと よりアクティブに使うならリフターの方をどうぞ。グループPSAではちゃんと棲み分けを計っているという事です('ω')
パワートレーンが最大の魅力?
全高1880mm。全幅1850mm。のリフターGT line。
目の前にするとなかなか立派な体格。
新車価格は361万円也
同行しているワイフとリフターGTlineに乗り込みエンジンスタート。
事前説明はシフトレバー…じゃなくシフトダイヤルについてのみで、あとは他のプジョー車と同じです、との事('ω')ダイヤル式とはおもしろい
「点検が終わるまでお二人でご自由にどうぞ(^^)」とスタッフの方に見送られDラーを出発
片側1車線、制限速度40kmの道路をいきます。勝手知ったる道です。
試乗の時は誰もがそうするように全神経集中させてクルマの挙動を感じ取るようにします…
ン??
ンンン?
似てる?…。
うちの308sw(アリュール)に 似てるぞ
いや待てよ、似てるというより同じ匂いというべきか…。('_')なんのこっちゃ
始めにこのクルマのパワートレーンから。
パワーユニットはユーロ6.2スタンダードに完全適合させた事で称賛された1.5Lクリーンディーゼルターボエンジン【DV5】
組み合わされるトランスミッションはプジョーでは当たり前となった感のあるアイシンAW製の8AT。
リフターで選べるパワートレーンはこの組み合わせ1つのみ。
因みにこのパワートレーンというのはREIWAの308swと同じでございます。
Dラーをスタートしてからまだ間もないけど、リフターをドライブさせて思う事は、このパワートレーンあってこその”このクルマ”。という事 。
車両重量は1,650kg。軽いとは言えないこのクルマを生き生きと元気よく走らせてしまうのがこのパワートレーン(DV5+8AT)の凄い!と思わせるところ。
エンジンスペックは
MAXパワーが130ps(馬力)
MAXトルクが300N・m(ニュートン・メートル)
ドライバビリティの善し悪しを決定付けるのはパワーよりトルクの方。
高圧縮からの燃焼を可能とするディーゼルエンジンの持ち味は図太いトルク。DV5ではそれに加えMAXトルク発生時のエンジン回転数が1750rpm。これによりアクセルペダルに乗せた右足を少し動かすだけでトルクの美味しい領域に到達するというシステム。ステップ比の細かい8ATを介せば常に最大トルク付近でクルマを操る事が可能。
このパワートレーンがあってこその”このクルマ”、と表現したのは、決して軽くはないリフターに並のパワーユニットを搭載したならばドライバビリティの面で魅力が半減してしまう。そう思ったから。
ドライバーを魅了してやまないクリーンディーゼルターボエンジン【DV5】とアイシンAW製8ATの組み合わせは、現在国内においてリフター、308、308swの僅か3車種だけの設定。
プジョー最後のクリーンディーゼルという事を考えても明らかに勿体ない設定だと思います…。
でも逆の捉え方をするとこれに乗れるのは上記3車種のオーナーだけの特権。プジョーからのプレゼントだと思ってありがたく享受しましょう(^^) 燃料代の負担が少ないところも◎('ω')
サスペンションの魔術師
このあと向かうのは308sw購入の決め手となった山坂道。
サスペンションの動きをチェックするのに最適な道がそこにあります。
ここまで一般道を走ってきての印象は、ハーシュネスをほとんど感じないという事。
サスペンションとボディを繋ぐ接点にはブッシュという緩衝材が介在しますけど、この辺に何か秘密が隠されているような感じのする乗り味。
308swと同様リフターもサスペンションの動きにフリクションを感じさせないのでゴツゴツした乗り心地とは無縁になります。
それでもリフターの場合は背が高い事もあってサスペンションの動きを少し抑えている感じ、その分タイヤを上手にたわませてフラットで快適な乗り味を作り出しています。
そのタイヤはグッドイヤーのエフィシェントグリップというエコタイヤでサイズは〈215-60/17〉と車格に見合った外径サイズ。60扁平のタイヤを使ってくるあたりはルックスよりもテイストを重視してくるプジョーならではのチョイスだと思います。
いつもの山坂道
そうこうしている内にいつもの山坂道にやってきました(←あれっ、どこかで聞いた事のあるフレーズだぞ!(^^;)
少し登った先にサスペンションを試すに絶好の酷道(国道ではないです)があるんです。
早速とばかりに侵入、いや進入(笑)
このとき助手席のワイフにスマホで動画撮影をお願いしたので、その時の実況をお聞きください(YouTubeやってないんで活字でご了承ください)
0秒から14秒間までラジオの音楽だけ
15秒:ワ「船みたい」
(深く掘られた轍(わだち)によってアンジュレーションがスゴイい箇所、不規則に上下動が繰り返されている)
22秒:R「そ△$%タイヤが跳ねない…」(△$%←聞き取れない、苦笑)
24秒:ワ「そう…」
27秒:R「スゴイ…」
28秒:ワ「そーねー」
30秒:ワ「痛くない、歯が」「大丈夫」「奥までこない」
34秒:R「アレじゃない」
34秒(被せて):ワ「骨伝導こない、笑」
38秒:R「xxだったら」(xxとはクルマの名前)
39秒:ワ「xxだったら骨伝導で伝わってくるの奥までねぇ」「あの…体の奥まで伝わってくるのよ、なんかぁ」
47秒:ワ「プジョはやっぱ大丈夫だわ」
50秒:R「タイヤがねぇ、跳ねないよねぇ…」
51秒:ワ「ほんとー」
53秒:ワ「振動が体に優しぃ♡」('ω')ニホンゴデスカァ?
61秒:R「もういいよ(^^)」
あまり意味の無いやり取りでしたけど、308swと同様リフターGTlineもタイヤが跳ねたりする事がありません。
前半のアンジュレーションが凄い箇所を走行する際はアイポイントが高いせいで挙動が大きく感じられる場面もありますが全然平気です。なぜって それはタイヤが路面をなぞるようにサスペンションを動かしているので衝撃がこない、よって不快に感じない('ω')
これまで乗ったプジョーのクルマ全部に言える事ですけど、サスペンションに関しては妥協なく作り込みがされているんだと思います。サスペンションの魔術師。そういっても過言ではないと思います。
あっ、そうそう、リフターGT lineで走り出してすぐに308swと同じ匂いがする、なんて言ってましたけど、この日帰宅して早速ネットを使って調べてみるとリフターで採用しているプラットフォームが”EMP2”だという事が判明。
つまりパワートレーンだけでなくプラットフォームまで308swと同じだったというワケ。なるほど同じ匂いがする訳だ(^^;
同じプジョーの中でもグループPSA最新プラットフォームの”CMP”を採用している2008などと比較した場合、程よい緩さがあるところが308swとリフターGTlineの共通するところ。この2台、味付けを変えて調理しても素材(素性)というのは隠しきれなかった、といった所でしょうかね('ω')そだね
次は「チョットここは…」って思う所と「いいね!」と思った所を紹介していきます
チョットここは…と思う所
もう重箱の隅をつつくようなもんですけど、こちらから(^^;
一つ目はドライバーズシート
軽い坐骨神経痛持ちのREIWAが2時間近く座っても何も起こらない出来の良いドライバーズシート。流石はプジョー。
じゃあ何がチョットなのかというと、全長1760mmのREIWAが座った場合、全体的に小ぶりな作りで特に座面長が短く感じる、更なる快適性を求めるなら もう少々座面長が欲しいところ…。
これREIWAが思うにリフターは元々が商用車。仕事で使う場合、頻繁に乗り降りを繰り返す場面も…そのような状況を想定するとこんな感じになるのかな、なんて想像出来たりもします('ω')ポジションがバッチリ決まった時って降りたりするのイヤになるしw
二つ目はスライドドア
国産車でスライドドアと言えば今や電動が当たり前。でもリフターは省エネ派なので手動式(^^; 開閉するには指4本分のチカラが必要です、これは女性や子供からご指摘の対象になるかも…。それと夜なんかは閉める時の「シュ―…バスッ!」って音なんかもね…。
でも所有者の人にとっては手動式の方が良いという話も。それは電動スライドドアって不具合が出たりする事多いみたい。この手の修理って結構費用掛かかったりするのでスライドドアは手動で納得してくださーい('ω')
三つ目
ダッシュボード、フロアコンソール、センターコンソール、ドア化粧パネルなど
これらぜーんぶハードプラ。叩くと「カチカチ」音がするプラスチックです。折角の外国車(('ω')日本人から見るとだけどね)なんだからもう少し質感を上げてもらいたい
同じブラックのパネルの合わせ目、シボがあるパネルとツルツルパネル合わせちゃってる(^^;
デザイン性を考えると表面の素材感を合わせるとか互いの色を変えるとか間にメッキパーツ入れるとかお洒落にやって欲しいニャ(=^・^=)
四つ目
運転席側にはあるけど助手席側に無かったもの。それはハンドルとバニティミラー('Д')なぬっ!
助手席に座る奥さんの「えーーーっ!」っていう悲鳴が聞こえてきそうw
でもさ、これって本国使用のサンバイザー取り寄せればあっさり解決じゃね???
いいね!と思ったもの
この開放感!
下の画像見ての通り説明不要!
「なんか飛行機みたーい」って喜ばれると思います、このテーブル(^^)
どおっすか、お客さん!
広いでしょー!(^○^)高さも十二分で車中泊も余裕のよっちゃんイカ
リアシートはこんな感じ
使い勝手のいい収納や物が置ける場所がそこら中にあって何かと便利
8インチディスプレイの裏にも('Д')
赤〇の中の正体はコンソールボックス。物入です。男ってこういうの好きなんだよね。何か中に入れる物がないかとわざわざ探しに出掛けて必要ないもの買ってきちゃったりするのよw。
コンソールボックスへのアクセスは画像のようにリアゲートをフルオープンにしなくてもリアガラスだけの開閉でもOK('ω')v
2時間ドライブしてみての感想
試乗前にイメージとして浮かんだリフターの走りというのは…。
1。本国フランスでは商用車という位置づけ。荷物を載せる事を前提とした仕様で「バチバチ」突き上げ感のあるクルマ
2。本国フランスは石畳の道路も有名。これまでのプジョーに倣って快適さにも重きを置いたクルマ
この2つ。
では実際にどうだったかといえば既に文章でお伝えした通り、プジョーが仕上げたクルマで間違いないという事(^^)
補足になりますけど、リフターGT lineというクルマ、時速50km前後からサスペンションがしなやか~に動いてきます。フランス人って快適なクルマに乗って仕事してるのね。ほんと仕事を舐めているとしか思えませんよww
とは言え全てにおいて完璧という訳では勿論ありません、これだけの大きな”箱”なので走行中のドラミングノイズはやむを得ないところだし、荒れたアスファルトでのロードノイズも少し気になる部分。では大きな箱という意味で似たような形状をしている国産ミニバンと比較した場合どうなんでしょう、と言えば「同じです」といったところ、この辺はセダンやハッチバック、ワゴン車などの一般的な乗用車を評価の基準にして単純に比較出来ない部分です。すなわち何を基準にするかによって評価は変わってくるという事になります。
快適性に関しては今もってセダン、ハッチバック、ワゴンといった背の低い乗用車が一番だし(異論は受け付けておりませんのであしからず、笑)
この日の試乗はREIWAが待ちに待っていたもの、リフターが正式発売されてから5ヶ月になろうとしてるけど、年初からの緊急事態宣言で控えていたという訳(-"-)
もしもの話ですけど、REIWAがプジョー308swを購入した時にリフターも店頭に並んでいたら、どっちを購入していたか正直分かりません。
遊びの達人と自負している人には魅力の詰まったクルマである事は間違いないです
(^^)
興味のある方は電話1本試乗予約をいれてからお近くのプジョーディーラーへ出掛けてみる事を強くオススメします。
外国車ディーラーだとイメージ的に少し敷居が高いように最初の内は感じたりしますけど、店内に入れば国産車のディーラーと何も変わりません('ω')プジョーだからっていうのもあるね
REIWAがお世話になっているプジョーディーラーの皆さんもいい人ばかり。フランス製の商品を扱ってるというだけあって身だしなみがしっかりしている所も好感もてます('ω')そうだね
それでは今回はこれにて失敬
本日も最後までありがとうございました('ω')ノ