2019.04.05
皆さんこんにちは!
REIWAです
('ω')ノ
今回話題にするのは、このブログ始まって以来となる”オートバイ”のメンテナンスに関するもの、
やっつける相手はフロントフォークのオーバーホールと相成ります!
実際の作業の方はといえば今から半年ほど前になりますけど、スマホで記録を残しながらの作業だったのでその時の画像なんかをたっぷりと使いながら進めて参りたいと思います。
それではお時間の許す限りお付き合いよろしくです
('ω')/
オーバーホールしなきゃいけない理由は…
新車で購入してから6年と少々…
走行距離は35,000km弱といった所…
そのタイミングでフロントフォークからオイルが漏れ出てきてるのを発見!
下の画像はその時に撮影したものでございます
(;´・ω・)ありゃりゃ
このオイル漏れの原因というのはオイルシールの劣化によるもので間違いので、この後やる事といったらオイルシールの交換、それとついでと言っちゃ何ですけど、その他交換できそうなパーツもこの際なので一緒にまるっとやってしまう事にします
('ω')この際なのできっちりオーバーホールしときまひょ!
今回のオーバーホールに必要なもの
オーバーホール(以下 OH)とは原状回復のことです
という事で最初にやるのは純正補修部品(リペアパーツ)の入手から
手に入れる先はいつも通りのホンダドリーム店になります
しかし、これまたいつも通り電話注文はNG…
そんな訳で注文と受け取りの計2回店舗の方へ足を運ぶことになりますが、通常であれば注文から2、3日で部品の受取りが可能となります
今回の作業で使用する補修部品や工具などは、この後の作業風景の中で具体的に述べていきますけど、肝心のフォークオイルについては純正でない”ハイパープロ”社製のものをチョイス、理由は簡単でフォークスプリングを”ハイパープロ”社製のもに交換を済ませているから
('ω')v
因みに使用するハイパープロ社製のフォークオイルというのはホンダ純正のそれより粘度が高めのSAE#15といった仕様です
NC700XのフロントフォークをOHするついでにフォークスプリングの交換も考えてる…そんな方にはハイパープロ社製のフォークスプリングとフォークオイルがセットになってるものを真剣にオススメしますす!
('ω')動きの渋いサスペンションが動く方向に変わりますよん♪
↓ こちらは、ホンダ純正部品であるホンダ ウルトラクッションオイル10W
NC700X の純正フォークオイルになります
このフォークオイルを使いメーカーが推奨する位置まで油面高を上げると、フォークオイルのみの交換であっても1Lでは若干足りないので注意ですぜ!
( ー`дー´)キリッ
下準備
2018.09.12 34600Km
ワタクシREIWAが乗るNC700Xには、センタースタンドといったものが装着されているのでまずはソレを使って車体を真っ直ぐ自立させます
このあとジャッキアップをして前輪を浮かせていくのですが、その前に下記の3か所のボルトを緩めておきます
・フロントアクスル割り締めボルト1本(対辺10mm)
・フロントアクスルシャフト(対辺17mmヘキサゴン)
・フロントブレーキキャリパー取付ボルト2本(対辺12mm)
フロントフェンダーもジャッキアップ前に取り外します。
やり方としては最初にフロントフェンダーに固定されているブレーキホースの遊び留め金具を取り外し(対辺8mmボルト1本)、
その後フロントフェンダーを固定しているヘキサゴンボルトを取り外すようにします、フロントフェンダーはその裏側のスタビライザーと一緒にヘキサゴンボルトで共締めされているのでボルトを外したら先にスタビライザーの方から取り外してあげます
それとオイルパンを覆うアンダーカバーもジャッキアップする際の邪魔になるので事前に取り外します、外し方は左右計2本のヘキサゴンボルトを外して左右計4本のツメを抜くだけとこれは簡単
ジャッキアップ
前輪を地面から浮かすのにREIWAはいつも四輪車用のパンタジャッキを使っています
ジャッキを当てがうポイントは、車体下のオイルパンの前輪寄り、
下の画像のようにクッション材(ラバースポンジ)を間に挟んでからジャッキアップするようにします
知っての通り、このようなやり方で前輪を持ち上げるのは本来のやり方ではないので何かあっても自己責任といった覚悟が必要
('ω')生きること自体自己責任やてw
前輪は5mmも上がればOK!
ジャッキアップするとオートバイが不安定になるのでここからはいつも以上に注意を払っての作業となります
※下に貼り付けた商品は標準車高のNC700X用のセンタースタンド、チェーンメンテはもちろんの事、あると何かと助かる装備なのであります
こちらはNC700X タイプLD(ローダウンモデル)専用のセンタースタンド、お間違えのないように…
前輪とブレーキキャリパーの取り外し
予め緩めておいたフロントアクスルシャフトを抜いて前輪を車体から取り外します
フロントブレーキキャリパーを取り付けている2本のボルトも外します、
ブレーキキャリパーをそのままブレーキホースで吊してしまうとブレーキホースにストレスが掛かるので、キャリパーのボルト穴に針金を通して適当な所から吊るすようにしてあげます
※上の画像はフロントフォークを取り外した後のもの、
ブレーキキャリパーは針金とS字フックを使ってエンジンガードから吊るしています
フロントフォーク取り外し
トップブリッジ割り締めボルト(対辺6mmヘキサゴン)をしっかりと緩めます
フォークトップキャップ(対辺17mm)をこの後の作業のため少しだけ緩めておきます
※17mmのソケットを組み合わせたラチェットレンチ使用
フォークスライダ―(アウターチューブ)底部のフォークソケットボルトをこの後の作業の為ほんの少しだけ緩めておきます、
このボルトは下の画像でも分かるように、奥まった場所にあるので、同じく下の画像ではラチェットレンチにエクステンションを繋ぎ其処にへキサゴンソケットをセットして作業しています、当然ですがこのフォークソケットボルトを緩めすぎるとフォークオイルが漏れ出てくるので注意!
フロントフォークASSYを車体から取り外します、
作業中にフロントフォークASSYが落下してこないよう片方の手でフロントフォークを持ち、もう片方の手にはロングメガネレンチを持ちボトムブリッジ割り締めボルト(対辺14mm)を緩めフロントフォークを1本ずつ車両から取り外します
ロングメガネを使えばテコの原理といった作用で力を掛けずに安全に作業できますぜ
('ω')
フォークオイルの排出
前の作業で予め緩めておいたフォークトップキャップを取り外します
バット(廃油受け)もしくは適当な容器を用意し、そこへ古いフォークオイルを排出していきます
フォークオイルと一緒に下記に挙げた部品も出てきますけど、これらの部品は再利用するので丁寧に扱いましょう
('ω')ね
・スプリングカラー
・スプリングシート
・フォークスプリング
フォークスプリングはフォーク内での上下の向きを覚えておきます(ピッチが上下で違う)
この作業の日から凡そ1年と半年前にフォークオイルを交換した筈だけど、排出してみれば水のように「サラサラ」とした質感に変わり果てておりました…です、はい。
('ω')なぜに?
ワタクシREIWAは上の画像のようにプラスチックのビーカー(1L)とファンネル(漏斗)と使い、そこへ古いフォークオイルを排出
フロントフォークASSY分解
ダストシールをリムーバー(クルマの内装はがし)、なければマイナスドライバーを使って取り外します
ダストシールを取り外した箇所を覗くとストッパリングが見えるので、千枚通しやマイナスドライバーなどの適当な道具を駆使して取り外していきます
前の段階で予め緩めておいたフォークソケットボルトを取り外します、
ここでの作業ではフォークスライダー内のフォークピストンが供回りする事もあるようですが、今回の作業でそのようなことは起こらなかったのでイージーな作業でした、
因みに供回りしちゃった場合は、電動インパクトレンチ、もしくはSST(特殊工具)が必要となります
('ω')供回りしたらしたでFフォークだけホンダドリーム店に持ち込んでお願いするって手も…
フォークスライダ―(アウターチューブ)
と
フォークパイプ(インナーチューブ)を分離させます
分離させるといってもやり方に難しいことなんてありません、其々をしっかりと手で握り、分離させるように引っ張り合うだけ!
w
縮めてから勢いをつけて「カン!」「カン!」「カン!」と引っ張り合うこと数回もやればオイルシールが外れて分離されます
この作業で使用するのは自慢(?)の胸筋のみ!!
ww
下記の部品は再利用するので必要に応じてパーツクリーナーなどで洗浄しておきます
・フォークスライダ(アウターチューブ)
・フォークパイプ(インナーチューブ)
・フォークピストン
OHで交換する部品
このあと交換していく補修部品は下記の6つ
【フォークソケットボルト&シーリングワッシャセット】
【スライダブッシュ】
【ガイドブッシュ】
【ダストシール&オイルシールセット】
【ストッパリング】
【フォークキャップのOリング】
一見すると交換する部品が多く面倒くさそうに思えるけど、オイルシールの打込み以外はとっても簡単
('ω')
('ω') 全部の補修部品を広げるとこんな感じでっせ
この後は組み立て→その②へ