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NC700X ブレーキパッド交換 ②【フロント編】&キャリパー洗浄

2019年7月27日

リアブレーキのパッド交換とキャリパー洗浄も問題なく終了したので引き続きフロントブレーキも同様にキャリパー洗浄から始めていきます( `ー´)ノ

キャリパー洗浄

フロントフェンダーの側面にブレーキホースが遊び止めされているので8mmのボルトを外しブレーキホースをフリーにします。

予めパッドスライドピンを緩めてから2本あるキャリパーボルト(12mm)を取り外します。キャリパーボルトを取り外したらキャリパーを後輪側にスライドさせながら取り外していきますが、ホイールのリムとのクリアランスが絶妙加減なのでじっくりと慎重に作業します。

下の写真は上の作業後パッドスライドピンを取り外しブレーキパッドも取り除いた洗浄前のキャリパーです。このフロントのキャリパーは10ヶ月程前に洗浄してますがソコソコ汚ねっす(^^; REIWAのNC700XのブレーキはコンバインドABSなのでピストンが3つあります、真ん中の一回り小さいピストンはリアブレーキペダルを操作すると反応します。

予め用意していたバケツ風呂に直行です!ブレーキホースの長さを考慮してバケツの下には40cm程度の台を置いています。フロントのキャリパーはピストンがあるキャリパー本体部分とキャリパーボルト用の穴があるサポート部分で構成されているので下の写真のように分割して洗浄します、同様にゴムパーツやパッドスプリング、ガイドシムなどを取り外し個別に中性洗剤と歯ブラシを使って気長に洗っていきます(-。-)y-゜゜゜

洗い終えたら綺麗な水を入れたバケツの中でキャリパーやその他の各パーツをよくすすぎます、すすぎ終わったらある程度ウエスで拭き上げ仕上げにエアダスターを使って水気を完全に飛ばしておきます。(ピストンとキャリパーの隙間からオイルシールに向けて強いエアーを吹くのはNG)

ピストンが滑らかに動くように揉みだしを行います、使うのはピストンツールと潤滑剤のメタルラバーと少しの指のチカラですw。コンバインドABS用のピストン(リアブレーキペダルに反応)があるので作業の手間は増えるけど普段コンバインドABSで楽チンな思いをさせてもらっているので文句は言えませんw

揉みだし作業ではピストンを押し入れる際にリザーブタンクからフルードが漏れてこないように注意します。また勢いよくサイドのピストンを押し入れると逆サイドのピストンが勢いよく飛び出してくる事もあるので注意しましょう。揉みだしのやり方はリアブレーキのキャリパーの揉みだし作業を参考にどうぞ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

NC700X ブレーキパッド交換 ①【リア編】&キャリパー洗浄

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組付け準備

最初にゴム製のパーツを元通りキャリパー本体に取り付けていきます、パッドスプリングは向きに注意してキャリパーに装着、同様にブレーキパッド先端の突起部分を収めるガイドシムも忘れずに取り付けておきます。
キャリパーを一体させます、まずはスライドバー。キャリパー本体に1本、分離したキャリパーサポート部分に1本生えていますが、それを所定のゴムパーツのスリーブに差し込んでいきキャリパーを一体化させます、その際スライドバーの適当な部分にシリコングリスを薄く塗って滑りをよくしておきます、またキャリパーサポート部分にはABSセンサー用のケーブルがあるので車体に装着する際のケーブルの取り回しもこの段階でイメージしておきます。

パッドスライドピンの段付きを塗装面用のコンパウンドを使って滑らかにしていきます、ペーパーを使う必要があるほど素地面は荒れてはいません

フロントブレーキキャリパーはこの段階でブレーキパッドを装着しちゃいます、パッドはNC700X ABS車用のホンダ純正のシンタードパッドです、フロントのブレーキパッドも何種類か試しましたが一番なのはこの純正パッド(¥5,850-税抜き)、サードパーティー製品も何種類か試しましたがゴリゴリせず指先への感触が一番、制動力も問題なし。指先は神経が繊細なのでREIWAもそうですが、タッチにこだわる人は多いですね。
キャリパーなどの必要な個所に極圧性のモリブデングリスを予め塗布しときます、塗布する箇所は下の記事を参考にどうぞ!↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


画像はありませんがフロントブレーキパッドの装着は取り外した時と逆の手順で作業すれば初めてでも3分位で要領を覚えて装着できます、キャリパーを車体に取り付ける事を考えピストンは3つとも余裕を持たせてキャリパー内に押し入れておきます。ブレーキパッドをキャリパーに装着出来たら下の画像のような構成になります(下の画像にパッドは装着されていません)

車体にブレーキキャリパーを取り付けます。2本のキャリパーボルト(12mm)の締め付けトルクは【30N・m】。ボルト先端にネジロック(中強度)を塗布して締め込むのが正解です。パッドスライドピンはここで規定トルク【17N・m】で締めます。

ブレーキレバーをニギニギ。コンバインドブレーキなのでブレーキペダルもフミフミ、お約束ですね。その際のタッチや目視でおかしなところがないかガン見でチェックします、もちろんリザーブタンク内のフルードの容量もチェック。問題がなければ周辺の安全を確認して試運転をします。異常がなければ無事お疲れちゃんとなります。

今回はこれで終わりになります、本日も最後までご覧いただきありがとうございました('ω')ノ

※ブレーキは重要保安部品です。知識や整備の経験のない方はホンダドリーム店など整備資格者が在籍しているショップで作業する事をすすめます。ご自身で作業出来る方は参考にして下さい、その場合何があってもこちらでは責任を取れませんので全て自己責任を理解した上でお願いします。

 

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REIWA

バイクと海とディスコ、そしてクルマ…いつも腹ペコだったけど毎日がドラマチックだった昭和の時代、振り返れば毎日を忙しくやり過ごしていた記憶しかない平成の時代…。 こんにちは!REIWAです('ω')ノ 何かとめんどくさがられるバブル世代のおっさんですw バブル世代と言ってもバブリーなオイシイい思いをした事なんてないんですよ(^^; 令和の時代はこれまでにない心にゆとりをもった過ごし方をしていきたいと思います。 どうぞよろしく (`・ω・´)ゞ

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