20190610
みなさんこんにちは!
REIWAです(^^)
早速ですけど、今回はこれまで乗ってきたクルマの中で一番だったクルマの事を話題にしようと思います
そのクルマというのは
”レガシィB4 2.0GT ブリッツェン”
2005年の春に400台だけスバルから限定で販売されたクルマです
11年もの間REIWAの良き相棒を務めてくれたクルマなのです
('ω')一番長く乗ったクルマだね
18才で普通自動車免許を取得してからこれまで10台近くものクルマを乗り継いできましたけど、
”ブリッツェン”は色々と教えてくれた特別なクルマでした
因みに”ブリッツェン”とはドイツ語で”稲妻が輝く”という意味
↑ 日光”三本松園地駐車場”での一枚
”レガシィB4 2.0GT ブリッツェン”(以下、BLITZEN)の生まれはスバルカスタマイズ工房、
ご想像通り通常カタログモデルとしてラインナップしていたクルマではありません、
そんな訳で中古車査定表だったり自動車保険の見積りなどを”BLITZEN”で検索しても該当のないクルマなのです、
クルマ通と自負する人でも知らないって人は多いと思います
↑ 伊東マリンタウンの駐車場での一枚
ラリーのスバル
REIWAが初めてスバルのクルマに興味を持ったのはラリーでの活躍があったです、
今からおよそ30年前の1990年、グループA規定が導入されたこの年スバルは英国のプロドライブとのタッグを組み、自身の分身でもあるレガシィで最高峰クラスのラリーに挑戦します、
そしてその結果はキッチリと形になって現れます
・1993年、ニュージーランド・ラリーでスバル初優勝(ドライバーはコリン・マクレー)
・1995年、スバル初のマニュファクチャラーズタイトル獲獲
・1997年まで3年連続タイトル獲得
・2001年、スバルのリチャード・バーンズがドライバーズタイトル獲得
この後の2003年WRCではスバル期待のペター・ソルベルグがインプレッサを操り、シトローエン、プジョー、フォードらの強敵と一進一退の攻防を繰り広げます、そして中盤戦以降の怒涛の追い上げ…、結果は年間14戦4勝、これによってペター・ソルベルグは自身初のドライバーズタイトルを獲得!
2004年のWRCでのスバルは、ペター・ソルベルグの年間ドライバーランキング2位…
しかしこの年のニュースはといえば、同年WRCに昇格した北海道・十勝地方で開催されたWRCラリージャパンでのスバルの活躍!
地元では絶対に負けられない…ファンの期待に応えたい…そのような闘志を持って挑んだスバルのWRCラリージャパン…
大会は沢山の応援を背に受け闘志ある走りを続けたペター・ソルベルグの見事な優勝で幕を閉じたのでした。
('ω')v
↑ 2004年WRCラリージャパンでの見事な優勝
格好良いスバルのクルマ…お願いします!
WRCラリージャパンでの活躍もあり、すっかりスバルのタフな走りに魅了させられていたREIWA、
しかしこの当時のスバルのクルマってなんか地味…というかデザインに華がない…
この時の愛車はトヨタ アリスト(JZS14)、所有欲を満たす佇まいではやっぱりコッチ、そんな訳でスバルに乗り換えたくても手が出し辛い状況…
しかし!2004年1月開催の東京オートサロンに
〈レガシィB4・アステローペ〉
といった車両が登場します!
その派手なスタイリングは完全にREIWA好み、
その後も気に掛けてはいたんですけど結局ショーモデルのまま終わってしまいました
↑ 2004年の東京オートサロンに登場した
”レガシイ・アステローペ”
この頃はと言えば、秒刻み分刻みの忙しい毎日…レガシイ・アステローペの事も自然と記憶から消えていくことになります…そんな時に開催されたのが2005年の東京オートサロン、
スバルから”レガシイB4 2.0GT BLITZEN2005年モデル”がお披露目されるのです!
東京オートサロンでの反応云々に関係なく2月中旬から申込み受付を開始するとの情報、発売する事は決定事項との周知!
「ナ、生でみてみたい…」
しかし仕事でスケジュールに空きなんぞありません…東京オートサロンに出掛ける事なんて到底無理な話です、
この思いをスバルお客様相談室に電話し相談してみると…
「ご安心ください♪発売前に立川のショールームでも展示いたします♡」
との回答!
おかげでREIWAのような人でも発売前に車両をじっくりと鑑賞する事ができたのでした。
BLITZEN2005年モデルとは…
レガシィB4 2.0GTをベースに
●ヌメヌメっとした専用の前後エアロバンパー、
●専用サイドスカート
●BLITZEN専用17inchアルミホイール、
●アルミ調の専用ヘッドライトベゼル、などのエクステリアパーツ装着と
●専用本革シート、
●専用ドアトリム、
●天井まで真っ黒の専用ブラックインテリア
●BLITZENの証である専用カラーの〈プレミアムレッド〉の用意
このような内容でベース車両に50万円上乗せの約350マン円!
スバルにするならこの”ド派手””なクルマしかないっ!(笑)それも今っ!
そう思ったらREIWAは速いです!都合を付け最寄りのスバルのお店へGO!そこで出会った営業のS君はデキる男でREIWAとしては本当ラッキー(^^)
後日知る事になったんだけどREIWAの経営するお店のお客さんのKさんとS君はスバル内での先輩後輩関係だったのにはビックリ( ゚Д゚)世間は狭めぇー(笑)
買っちゃったよん♡
25マン円するHDDナビゲーションと
15マン円のマッキントッシュカーオーディオはメーカーオプション。
もちろんそれもお買い上げ(^ω^)v
あのペター・ソルベルグと同じスバル乗りになったので能天気ですw
金額面でもこのあと担当になって良くしてくれたS君が一生懸命頑張ってくれたのでREIWAも大満足(^^)v
新車注文書に捺印してから1ヶ月程経った納車の日、新しい相棒の前でS君から「目立つクルマなので出先でスバルに乗ってる方から声かけられますよ!スバルに乗る者同士仲間意識があるんです」なんか照れくさかったけど「いいね」と思いました。この頃のスバルはまだ少しマニアックなメーカーという立ち位置でスバルにシンパシーを感じその姿勢に魅せられた人の事をスバリストなんて言っていましたね。
BLITZENの走り
基本構造はレガシイB4 2.0GTと同じクルマ。
スポーツセダンというよりスポーツカーに近いクルマという事です。
現在ではボクサーエンジンのバリエーションも増えて2Lのエンジンだけでも
●ロングストロークの実用型エンジンの〈FB20〉
●BRZとトヨタ86の為に専用設計されたNAスポーツエンジンの〈FA20〉
●スバル初の2L直噴ターボエンジン〈FA20DIT〉
●89年の登場からスバルのタフな走りの心臓を務めてきた〈EJ20〉
と4種類もありますが、2005年当時のスバルには〈EJ型〉のエンジンのみ(^^;
なので必然とBLITZENには名機〈EJ20ターボ〉が載る事になります。
スペックは5ATモデルで
260PS/6000rpm
35.0kg/24000rpm
普通に速えーです( ゚Д゚)
箱根の山坂道でもお構いなし、重力無視ですw ターボラグも感じる事なく過給が立ち上がるのでアクセルを踏むだけでワープ感を体感できたクルマです。パワーバンドが広いのでスバル内製5ATとの組み合わせでも「ゴリゴリ」に速かったですね。
購入してから2カ月後にはSABでマフラーを〈湾岸〉に交換。やる気マンマンのレクサスIS350と遊んだ時はぬゆわkmまで”どっこいどっこい”…。「最大トルクの数値が似たようなもんだと速さも同じだな…」って思った事を思い出しました。そのISと2台並んでトンネル内に突っ込んでいった時はもうホントやばかったです…(^^;
スバル自慢の4輪駆動システムは〈VTD-AWD〉を搭載
この当時のスバルには3種類の4輪駆動システムがありましたが、〈VTD-AWD〉はスポーツ走行に適したオンロード向けのスポーツAWDシステムの事で通常はF45:R55のトルク配分で走行、路面の状況に合わせてF50:R50まで可変でトルク配分を変化させるというもの。実際走ればFRに近い感覚でアクセルを「グイグイ」踏んでいけます。雪道でもこれ以上ない安心感をもってドリフト走行可(^^)v
コーナリングはロールが多め、高価なビルシュタインのショックアブソーバーが奢られていますが、ビルシュタインの考えによりコーナーリングでは積極的にロールを許してヨーを発生させるような仕組み。タイヤのグリップまで含めた全体のバランスに良い思いはしませんでした…。購入から1ヶ月半、どれにしようか考えたすえ〈Stiのピンクのスプリング〉に交換。-15mm…乗り心地とダイレクト感あるハンドリングを手に入れる事ができクルマ全体の一体感が大幅に増しました。クルマが一回り小さくなったような運転感覚と言った方が正しいかもしれません(^^)
軽量高剛性のホイール〈AVSモデルT7〉は購入してから1ヶ月後の事。1本当り2kgも軽量なこのホイールは軽快なハンドリングに大きく寄与していたと思います。
”スポーツセダンというよりスポーツカーに近いクルマ”からスポーツカーになりました(笑)
仕事が終わって遅くに帰宅…「ちょっと1時間だけ…」と向かうのは、箱根、赤城、日光・那須、軽井沢方面、気分が乗れば草津まで…。急いで帰っても当然朝帰りですw。でもその日が休みならクルマの中で仮眠してから朝風呂でもと温泉に浸かったり(*´з`A
用も無いのに走りに行きたくなるクルマ。運転する事が楽しいクルマ…稲妻のように疾走する事が似合うクルマ…。そんなクルマでしたよ(≧▽≦)
特別
BLITZENにはシートの座り方からハンドルの扱い方まで沢山の事を教わりました、本当の事です。哲学車だと思いました。
本当タフなクルマで11年ものあいだ些細なのも含めて1度の故障もありませんでした。
疲れ知らずのクルマでもあり1日1,000Km走っても無問題。こんなクルマ初めてでした。
マッキントッシュカーオーディオは雑味のないクリアで繊細な表現力と深くソリッドなサウンドの合わせ技。コンサートホールにいるかのような贅沢さで仕事の疲れを何よりも癒してくれました…
サスペンションは間違いなく硬い。でも乗り心地が悪いなんて思う事はありません。助手席からの苦情だって一度もない。
心地良い揺れとしか思えないのは流石ビルシュタインといった所です、高価なのには当然理由があります。
ハンドル握って心地よく一定の速度域からはタイヤが路面をなめるようにサスペンションがキッチリと動いてフラットライドのお手本のように駆け抜けていきます、長距離走る事によって本物のグランドツーリングカーというものを具体的に知りました。それまでのクルマとは次元が違うと…。
BLITZENとは忙しかったREIWAに時間の余裕が出来たら1人と1台で日本一周旅したいと本気で考えその日を楽しみに過ごしていましたが叶わぬまま手放してしまうことになってしまいました…。それは今でも忘れる事はありません。
11年間ありがとうBLITZEN('ω')
↓ 手放す前の最後のドライブで訪れた峠道での1枚