皆さんこんにちは!
REIWAです('ω')ノ
今回は”プジョー308SW購入記”の最終回になります
中身はといえば、購入後の感想が中心になりますけど、
前回も触れたカーナビの事や空調の操作系の話…
後半の方はプジョーのクリーンディーゼルの特徴やその仕組みなども述べていきたいと思っています
興味いただけましたらどうぞ最後までお付き合い下さい
(^^)
衝動買い?
プジョー308swGTLineの試乗から2週間
プジョーディーラーに足を運び308SWと書かれた注文書にサイン!
全てにおいて納得…という訳じゃなかったけど、このクルマより魅力的に映るクルマなんて無かったので購入する事になりました!
(^^)v
価格面についてはフェア期間中という事で、既に魅力的なオファーをイベント会場にて貰っていたので契約当日はフロアマットとラゲッジトレイのおねだりだけで勘弁
(笑)
注文したクルマは…
”プジョー308SW アリュール Blue HDi ”
車両本体価格¥3,297,000-(税込)
クリーンディーゼルエンジン搭載車のベースグレードでございます
有償でのオプションは
・ガラスルーフ(¥110,000)
・ダークブルーのボディカラー(¥59,400‐)
無償でのオプションは
・フロアマット(OPカタログに記載なし)
・ラゲッジトレイ(¥6,912‐)
・メンテナンスパック〈ライトプラン〉は加入した方がお得なので申込み
それ以外は法定費用などとして
・諸経費
・自賠責保険
・税金(エコカー減税で重量税¥0‐)
それとお値引き…
具体的な購入価格は控えさせて貰いますが、トータルでの乗り出し価格は、サイズも似通った同じワゴン車であるスバル レヴォーグ1.6の最上級グレードを普通にお値引きしてもらい購入するよりお安いです
('ω')v
308SWの魅力
つい一月前にその存在を知った”プジョー308SW”
このクルマの何が気に入ったのか言えば…
・乗り味がマイルド
・静粛性が高い
・パワフルなだけじゃないECOなエンジン搭載
・8速AT、しかも made in japan
・ラゲッジルームが超絶フルフラット
・大きなガラスルーフ
・塗装の仕上げが美しい
・なんとなくだけどお洒落w
たったこれだけ
(笑)
リアサスペンションで気になる事?
納車までに要した時間は、注文書にサインしてから2週間
納今日まで走った距離は3,000Km
この間も308SWへの評価は変わりません、走りの質が高いです
タイヤサイズは
205/55R16
215/45R17を履く試乗車GT Lineより1インチダウン
その分タイヤに厚みがあるので更に角の取れたマイルドな乗り味に
「フランス車はベーシックなモデルを買え!」の言葉通り16インチを履くアリュールを積極的に選ぶ価値というのは十分にあります
購入してから一つ気になるのはリアサスペンションがストロークした(沈み込んだ)時に感じるリアタイヤのトー変化
フルバンプに近い動きをした時、リアに一瞬ヨー方向の動きを感じる事が…
下のイラストはトーションビームとリアタイヤを上から見た図
REIWAが感じたリアタイヤのトーの動きをイメージするとこんな風
スタビリティ(走行安定性)に影響が出る程ではないけど違和感は残ります
この事象が起こるシチュエーションというのは
・高速道路走行中にリアサスペンションがフルバンプした時
・コーナーリング中にリアサスペンションがフルバンプした時
・平行している凸状の轍(わだち)を車線変更などで跨ぐ際に踏んだ時
フルバンプという言葉から想像する様に、違和感を覚える時というのはある程度の速度が出ている時
例えばワインディングでのコーナーリング中、路面のアンジュレーションにより車体が浮き(実際には浮いてませんが)4本のタイヤから荷重が抜ける
次の瞬間タイヤ、特に外側のタイヤに荷重が掛かりリアはフルバンプに近い勢いで沈み込む
その時リアに「ブルっ」としたヨー方向の動きが…
こんな感じ
この事象については現在調査中(笑)
とはいえ、これは しなやか なサスペンションとのトレードオフで起こる事象で間違いないと思っています、
REIWAが解釈するしなやかなサスペンションとはフリクションが少なくストローク感あって路面追従性の良い足、つまりよく動く足の事
でもその反面 可動範囲が広くて良く動くサスペンションというのはジオメトリー変化の振れ幅も大きくなる、
そんな風に捉えています、
なのでシンプルに足を固くして動かない方向にセッティングすれば起こりえない事象だと、
しかしそれを良しとしないのがフランス車たる所以、
決して飛んだり跳たりする事のない”しなやかな足”、これを実現する為のトレードオフ、そう考えればマイナスに思える事も自然と消化できます
このクルマにはこの乗り味というのが大切だし、この乗り味が気に入ったからこそ今こうしてこのクルマのキーを持つ事になったのですから…
ロングドライブ性能
しなやかな 足を生み出すショックアブソーバーは欧州KYB(カヤバ)製
「他人なんぞにゃ任せられんわい!」という事で以前はショックアブソーバーまでも自社工場で作っていたというプジョー
そんなプジョーのショックアブソーバーをKYBが担当する事になった背景には、欧州車のショックアブソーバーは欧州で作る、といった意気込みをKYBが実践していたから、
欧州自動車メーカーを納得させるショックアブソーバーを作るKYB、
オートマチックトランスミッションをプジョーに提供するアイシンAW、
日本人として嬉しいし誇りに思える事
クルマの基本設計の高さは直進性をみれば大体分かります、308SWもその例に漏れず直進性がとても良い、当たり前のようで当たり前でないこの真っ直ぐ走るという事をちゃんと出来ていないクルマも少なくないです
308SWのシャシー、つまりプラットフォームは軽量、低重心、高剛性、と謳った”EMP2”(エフィシェント・モジュラー・プラットフォーム2)、同じ”グループPSA”のシトロエン、DSでも採用しています
プラットフォームの良し悪しはクルマの評価に直結、乗り心地にも影響します
欧州でも高い評価を受けているこのプラットフォームを使う308SWはロングドライブでも疲れ知らず、直進性の高さはロングドライブで確実に効いてきます
またロングドライブに欠かせない性能の一つに燃料を満タンにして何km走行出来るかを計る航続距離というのがあります
308swの燃料タンク容量は52L
燃費は
信号の少ない郊外の道路で18~21Km/l
市街地中心だと14~16km/l
これを元に計算すると308SWの航続距離は700kmオーバー
これだけ走行できればロングドライブ、ロングツーリングも安心です
(^^)
お国柄?
納車の時に受けた説明の中でビックリしたのがエアコン温度の設定に対する考え方の違い
国産車の場合
【22】【22.5】【23】と操作パネルに表示されれば
22℃、22.5℃、23℃の事と理解するのが普通
でも308SWで表示される数字は、ただの目盛りに過ぎないという事
どういう事かといえば、【22】に設定しても車内の温度は22℃にならないという事です
要は【1】【2】【3】でも同じだって事
説明書を読むと「【21】に設定しておくと快適な温度に保たれます」と記載…
とはいえ暑がりのREIWAでも【21】はとても冷えますw
(6月にACオンの場合)
このフランス流の感覚、早く慣れないと!
(苦笑)
カーナビとオーディオはApple Car Prayで解決?
冒頭の方で「全てにおいて納得…という訳じゃなかったけど…」
その様に述べていましたけど、その理由はこの後お話しするカーAVに関する事、
308SWの場合
・装着できるカーナビはディーラーOPの一機種だけ、それ以外はフィッティング出来ない
それと
・CDプレーヤーが付かないって事、
この事を知った時は、購入車候補から一度外れました
それでも308SWには標準でディスプレイオーディオ搭載、
これを使えば Apple Car Prayを使ってカーAV全てを賄う事が可能、
固定概念に囚われてはイカン!
そう考えるようになり、走りが気に入っていた308SWにしたのでした
納車の日、早速とばかりに普段使いのiPhoneを車両に接続してApple Car Prayを試してみる事に
使ってみての感想は
「こりゃいい」
(笑)
初期設定不要、リスニングケーブルで接続するだけ、操作を覚える必要もない、いつもの音楽が簡単に車両スピーカーから出力されます
Apple Car Prayを使ってのカーナビに至っては「Appleマップ」「Googleマップ」「Yahooカーナビ」、この中から好みにあわせて使い分け可能、通信費以外の料金も発生しません、それに何時でも地図データは最新のもの…
これまでのクルマに装着していたカーナビで使えた機能が使えなくとも気にしちゃいけません!何故って、新しいものを受け入れていかなければ進歩なんてありませんから
w
凄いと思ったのは音声での操作! musicアプリ、地図アプリとも言葉を正確に認識するしコントロールできる操作の幅も広い
タッチスクリーンに触れなくても殆どの操作を音声で行う事が出来ます
因みに前車ヴェゼルにはカロッツェリアの楽ナビを装着していました、音声認識機能であるスマートループが使えると言う事で選んだ機種でしたが、Apple Car Prayを体験した後に思うのは、考え方や取り組み方が全然違うという事
環境面からみたクリーンディーゼルターボエンジン
308SWアリュール Blue HDiに搭載されているエンジン【DV5】は環境に最大限配慮し設計されたエンジン
パワフルでもあるこのエンジンの最大トルク値は300N・m
僅か1750回転で発生するこのトルクを持ってすれば普通に運転するだけでも自然と省燃費運転になっています
【DV5】のモリモリっとしたパワーは16.4:1という高圧縮比のエンジンから生み出されるもの
しかし、この高圧縮(燃焼温度が高くなる)というのが曲者で光化学スモッグの原因にもなるNOx(窒素酸化物)を多く発生させてしまいます…
今から4年前の2015年に起きたフォルクスワーゲンによるディーゼル不正問題、この「ディーゼルゲート事件」というのはNOxの大気への排出量を不正ソフトを使って最大40倍も誤魔化していたという事件だったんです
('ω')不正はイカンよ不正は
プジョーではNOx対策として高価な尿素SCR(NOx後処理装置)を設ける事でこれに対応させるようにしました
これは日産ディーゼルが開発したアドブルー(尿素水)、現在はドイツ自工会が商標権を所有するアドブルーを使用してNOxの無害化処理を行うといったものです、
どの様にやるかというと、エンジンから排気ガスと一緒に排出されたNOxが大気に放出される前にSCR触媒内の尿素インジェクターから排気ガスに向けてアドブルーを噴霧し化学反応を誘発させNOxを処理するといったものです
当時のフォルクスワーゲンのディーゼル車にはこの尿素SCRは搭載されておらず後処理は行われていませんでした
EGR(排気再循環)を制御する事でNOx排出量を規制値以内にコントロールしようとしていたんです
因みに308SWの場合アドブルーの補充はおよそ10,000Kmごと、プジョーディーラーでの作業すると5,000円/回(10L)、程度との事です
(※10Lで約10,000Km走行が目安ですが保証するものではありません)
PM(煤)についてはDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)で処理しているのでマフラーからPMは排出されません、排気ガスは無色、臭いも気になるものではありません(DPF再生時はゴムの焼けたような臭いとの事)
クリーンディーゼルエンジン搭載のクルマは、お上品に走ったり短距離走行が多かったりすると不調をきたす、そんな話を耳にした事があると思います
これはEGR(排気再循環)で排気ガスと共に経由してきたPM(煤)がインテークマニホールドなどの吸気経路に蓄積していきその内エンジンの調子が悪くなり最悪走行不能になってしまう…
こんな話が一時(いっとき)話題になりました
308SWの購入にあたり、率直にこの事をプジョーディーラーの方に聞いた事があります
「心配する必要はありません(^^)」と一笑に付されました
付け加えて「これまで煤のトラブルで入庫したプジョーのクリーンディーゼル車は私の知る限り1台も無いです」
ん?なぜプジョーは平気?
って事で調べてみました、どうやら高圧縮で燃焼させるプジョーのクリーンディーゼルエンジンは燃焼温度が高い故NOxを多く発生させてしまうが、PM(煤)の発生は少な目
逆にマツダを代表とする低圧縮で燃焼を行うクリーンディーゼルは燃焼温度が低くなるのでNOxの発生を抑える事ができEGRを増やす方向で制御もしていけば更にNOxの量を減らす事が出来ます、それにより高価なSCRを不要とする事も可能
しかし燃焼温度が低いが故の不完全燃焼によりPM(煤)の発生が多くなってしまう
NOxとPMはそんなトレードオフな関係
そんなカラクリがあるらしいのです
DPF再生については今の所1度も無い…いや再生しているのかどうか正直分かりません
(苦笑)
買物などでチョイ乗りする事も多いけど、特に変わった様子もなく快調に走っています
(^^)
まとめ
プジョー308SWがやって来てからはレガシィ ブリッツェンで走っていた頃のようにクルマに乗って出掛けるのが本当に楽しい
このクルマとは最低でも10年は仲良くやっていこうと思っています
でも電気系統に関しては今から心配
(7インチ デジタルタッチスクリーンが10年間壊れませんように!)
今後もメンテナンスなどで時々プジョー308SWが登場すると思いますけど
このクルマの事もどうぞよろしくお願いします!
それでは”プジョー308sw購入記”終わります
今回も最後までご覧くださりありがとうございました
('ω')ノ