NC700X (2012~)

NC700X(ABS) ブレーキフルード交換

2019年10月20日

こんにちは!
REIWAです('ω')ノ

今回はバイクのブレーキフルード交換。
でもその前に少しばかりブレーキフルードのお話を…('ω')

一般的な国産バイクのブレーキフルードは”DOT4”。REIWAのバイクもDOT4指定。四輪車は”DOT3”の指定が多いです。何を言ってるのかというとグレードの話('ω')

グレードによって何が違うのか?それは沸点が違うという事。DOTの後にくる数字が大きいほど沸点が高くペーパーロック現象を起こしにくくなる。でも逆に吸湿性が高くなる(劣化が早い)ので交換サイクルが短くなります。

DOT3は2年。DOT4は1年と言いますけど、普通に乗ってる分にはそこまでシビアに考える必要もないのでDOT3もDOT4も基本2年、つまり車検ごとの交換でOKかと。山坂道をよく利用する方とかブレーキを激しく使用する方は、も少し早めの交換をお勧めします('ω') 因みにDOT4の上級グレードはDOT5.1。DOT5というのも存在しますけど主成分がシリコンと別モンなんで間違えないように('ω')

ところでブレーキフルードを交換しないとどうなるか分かりますか?…

はい。その通り。ペーパーロック現象がおきます。
教習所で教わりましたよね、ペーパーロック現象('ω') 覚えてます?
ペーパーロック現象がおきると山坂道の下りなどを走行している時にブレーキが急に効かなくなるというアレ( ゚Д゚)ナンマイダ~

吸湿性の高いブレーキフルードが水分を含んだ事によりフルードの沸点が下がった事でおこる現象です。それとフルードが水分を含んだという事はブレーキ機構にも悪影響です。

と、まぁここまで偉そうに言いましたけど、今回のブレーキフルード交換は約4年ぶり!( ゚Д゚)ヤベーな、おい
なんでかって?それは単純に怠けていたからです、はい f(^^;

「冬が明けたらやろう」「夏前にやろう」そんな調子でいたら交換予定より1年以上過ぎていたという…

以前は毎日の通勤にバイクを利用。その頃はブレーキのタッチが変わったらエア抜きがてらブレーキフルード交換していたので半年に1回の頻度でフルード交換やってましたね。でも現在は年間走行距離が1000km程度。前回交換してから約7000km。ブレーキタッチも良好のままだったのでつい…。やはり交換サイクルを決めてやるべきですね(苦笑)

今回の作業で使用したもの

下の商品は泣く子も黙るワコーズのブレーキフルード”SP-4”
同じDOT4でも剛性感あるタッチになります!四輪でもサーキット走行する方には愛用者が多いようです('ω')
REIWAの場合バイクにだけ”SP-4”を使用。ちょっとお高めだけど「カチッ」としたタッチが好みの方にはオススメ。

値段の安さと柔らかめのタッチが得られるホンダ純正ブレーキフルード。REIWAもエア抜きの際はコレを使います。
ブレーキフルード交換だけなら前後のブレーキラインあわせて500mlあれば十分。エア抜きもバッチリやるなら余裕をみて1L缶を購入した方がいいかも('ω')

下の商品は”ハンディバキューム”。手動で負圧を作る道具です。ブレーキフルード交換に必ず必要な道具ではないけど、あると便利だし楽しいのは間違いないですw。耐油チューブ含め必要なものが一式ケースの中に揃ってるので忙しい人にもオススメ。作り出せる負圧の関係で四輪車には使えません。

下の商品はお馴染みの”排油処理箱”。今回はエンジンオイルの交換作業と一緒にフルード交換もおこなったので一緒に廃油処理箱に入れて処分。知っての通りブレーキフルードは塗装を犯すので取り扱いは慎重に!ブレーキフルードだけ処分する時はペットボトルにいれて行きつけのガソリンスタンドに持ち込んで処分してもらっています('ω')

下の商品は料理用のバット。ブレーキ関係の整備の時もそうですけど、取り外したパーツや使用した工具などを置いとくのに重宝します('ω')

バイクのメンテナンスにエアダスターあると便利です。パーツの汚れを水で流したあとはエアダスターで「プシュ―ッ!」。作業効率があがります。

リアブレーキから作業開始 (  ・`д・´)

OCT.2019.  35720km

いつも通りリアブレーキから手をつけていきます。

リアのリザーブタンクは隠れた場所に設置されています。

リザーブタンクの取付けは対辺8mmのボルト1本。8mmのソケット+エクステンション+ラチェットレンチの組み合わせでリザーブタンクをフリーにします。

下の画像の赤矢印の先に写っているのはこのバイクのメンテナンス用に制作した自作のステー。もちろん非売品(苦笑)。
このステーを使ってリザーブタンクを画像の位置で固定させます。

因みにこのステー6年程前に制作。ホムセンで適当なステーを買ってきて”手で曲げてドリルで穴を空ける”だけ。なのでヤル気があれば誰にでも作れます。

キャリパーニップルに8mmのメガネを掛けてから耐油チューブを画像のように繋ぎます

下の画像は作業をする際の耐油チューブの取り回し図。赤線が耐油チューブです。S字のフックなどを使いこの様にします。理由はエアーがキャリパアーに向かっていかないようにする為。

ハンディバキュームの登場です('ω')v
上の画像の耐油チューブは下の画像に写っているカップへ繋ぎます。ハンディバキュームも耐油チューブでカップと繋ぎます。

リザーブタンクから古いフルードを抜いていくんですけど、その前に念のため養生しときます。
REIWAは不要になった靴下を使って下の画像のようにしています。その後、プラスドライバーを使って上蓋、セットプレート、ダイヤフラムの順で取り外しキッチンペーパーを敷いたステンレスバットに並べて置きます。

リザーブタンク内のフルードを吸い取ります。吸い取るための道具はスポイト、シリンジ等色々ありますけどREIWAは使用後のヘアカラー容器を使う事もします。使い終わったあとは破棄。画像に写っているベープは虫よけの為w

リザーブタンク内のフルードを吸い取ったら毛羽立ちのないキッチンペーパーでカップ内の汚れなども拭き取ります
。その後リザーブタンクに新しいフルードを8割程度注ぎ入れ、ブレーキフルードの交換作業を始めていきます。

バキュームのグリップを握り「シュポシュポ」を切り返し負圧を作っておきます。目一杯負圧が掛かってる事がメーターで確認できたらニップルに掛けている8mmのメガネを45度程度緩める。するとキャリパーから古いフルードが排出されチューブの中を流れていきます。リザーブタンクが空にならないようにフルードを継ぎ足しながら「シュポシュポ」を繰り返します。

4年程前に注いだ”SP-4”は新油の時と色が変わっていないので終わりのタイミングが何ともつかめないw
エアーも最初の方にほんの少し出ただけでその後は無問題。天気も怪しくなってきたのでバキュームを使っての交換は100ml程度で終了('ω') 
ニップルは高トルクで締め込むと変形して使えなくなるので力加減が必要。普通に「キュ!」と締めるだけで大体OK。

その後は基本的なやり方でブレーキフルードの交換をします。右手でブレーキペダルを操作、左手はニップルに付いたメガネ。用意ができたら右手でブレーキペダルを1回2回と操作。3回目の操作の時(しっかりと圧を掛けたままにしとく)にニップルを45度程度緩めるとキャリパーからフルードのが少し排出されるので排出されたところでニップルを閉める。この王道のやり方を数回繰り返してキャリパーからエアーが出てこない事が確認できれば終了。耐油チューブをニップルから外します、この時チューブ内に負圧が掛かっていれば、チューブを外す時フルードが垂れる心配もないです。最後はニップルの穴に薄っすらと残ったフルードをキッチンペーパーをコヨリにして吸い取ってあげます。そして全部の作業が終わったあとキャリバーニップルを水で流すようにします。理由はニップルの腐食(錆)を防ぐ為。エアダスターで水分を完全に飛ばしてからゴムキャップをかぶせて完了('ω')v

コンバインドブレーキ?(´・ω・)

このNC700XはコンバインドABS仕様。コンバインドブレーキとはブレーキペダル(フットブレーキ)が前後連動ブレーキになっているという事。なのでリアのリザーブタンクというのは今作業を終えたリアブレーキ(キャリパー)はもちろん事、コンバインド用のフロントブレーキ(キャリパー)のリザーブタンクも兼ねている訳なんです。
という事でこのままフロントキャリパーから先ほどと同じやり方でコンバインド用のラインのフルードも交換していきます('ω')

上の画像を見ての通りにフロントキャリパーにはニップルが2つあります。間違えのないように('ω')

コンバインドブレーキのフルードも納得いくまで交換が出来たらリザーブタンクにフルードを満たしダイヤフラムを元通りに。セットプレーも元通りにします。この時ダイヤフラムはフルードの液面に密着するように。上蓋をねじ締めしたら「ほっ」と一安心(^^)

リザーブタンクは念のため濡らしたウエスで丁寧に拭いておきます。

急いでフロントブレーキをやっつけるぞ!(  ・`д・´)

更に天気が怪しくなってきたので急いでフロントブレーキも仕上げます。
リアの時と同じようにキャリパーニップルから古いフルードを抜く為の準備をします。

お次は下の画像のようにリザーブタンクの周りを養生。
上蓋、セットプレート、ダイヤフラムの順でパーツを取り外し古いフルードを抜き取っていきます。
前回フロントはエア抜きで使用したホンダ純正(ウルトラBF、DOT4)フルードを使って作業を完了させてます。リアのリザーブタンクのワコーズ”SP-4”と比較すると黄金色に変色しています。フルードが満タンなのは先月ブレーキパッドを新品に交換したから('ω')v

リザーブタンクからフルードを吸い取ったら毛羽立ちのないキッチンペーパーで汚れも拭き取っていきます。

 

今回はフロントのブレーキラインもワコーズSP-4を通します。
新しいフルードでリザーブタンクを満たしたらハンディバキュームを使い古いフルードをキャリパーニップルから吸いだしていきます('ω')

前から見るとこんな感じ(p_-)
耐油チューブの中にエアーが確認できるけど、これはキャリパー内から排出されたのではなくニップルとキャリパーの隙間のネジの部分を通って大気から入ってきたエアー。、あまりにもエアーが混入してくるようだと負圧も掛かりにくい筈です。そのような時はニップルとキャリパーの隙間にシリコングリスを薄く盛ればあっさり解決します('ω')

下の画像はカップに溜まった古いブレーキフルード。ハンディバキュームを使うと結構簡単に抜けていくので、作業中はくぐれもリザーブタンクを空にしないように気を付けます。

フロントもハンディバキュームを使って納得できるところまで交換できたらニップルを閉めます。
リアの時と同じようにこの後は王道スタイルでエア抜き。左手でブレーキレバーを操作。右手はメガネレンチを持ってニップルを開閉。エアーが出てこない事が確認出来たらニップルを閉め耐油チューブを取り外します。この時くれぐれもフルードを垂らさないように。

この辺からいつ雨が降ってきてもおかしくない状況になったのでこの後の写真は撮ってません(苦笑)

リアの時と同様、リザーブタンクに新しいフルードを満たし、その液面に密着するようにダイヤフラム、セットプレートをセット、上蓋をネジ止めしたら濡らしたウエスでリザーブタンクを拭き上げます。

最後に前後キャリパー周辺に水を掛けます。ニップルの穴も水で流します。キャリパーに付いてる水分はエアーダスターで飛ばしておきます。最後にゴム製ニップルカバーをニップルに被せて終了。

このあと試運転をして異常がなければお疲れ様となります。試運転の前にはブレーキレバーをニギニギ、プレーキペダルはフミフミしてから出発するのはブレーキメンテ後のお約束です('ω')

まとめ

当初考えていた以上に長くなってしまいましたけど如何だったでしょか? f('ω')

古いブレーキフルードの処分ですけど今回はエンジンオイルと一緒に廃油処理箱で処理したので処理箱を購入したスーパービ〇ホームさんに持ち込み引き取ってもらいましたけど、いつもはペットボトルに入れて行きつけのガソリンスタンドで処分してもらっています。何度も言いますけどブレーキフルードは塗装を犯す成分を含んでいるので取り扱いには注意が必要です。

それとブレーキは重要保安部品です。ご自分で作業される場合は十分な知識と道具を準備してからおこなうようにして下さい。異常を感じた時は整備資格を持ったスタッフがいるホンダドリームなどのバイクショップに相談するようにしてください。

本ブログを参考に作業される場合は全て自己責任でお願いします。

それではこの辺で失敬

本日も最後までありがとうございました('ω')ノ

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バイクと海とディスコ、そしてクルマ…いつも腹ペコだったけど毎日がドラマチックだった昭和の時代、振り返れば毎日を忙しくやり過ごしていた記憶しかない平成の時代…。 こんにちは!REIWAです('ω')ノ 何かとめんどくさがられるバブル世代のおっさんですw バブル世代と言ってもバブリーなオイシイい思いをした事なんてないんですよ(^^; 令和の時代はこれまでにない心にゆとりをもった過ごし方をしていきたいと思います。 どうぞよろしく (`・ω・´)ゞ

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