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NC700X エンジン始動困難の巻き…そして解決!

2022年6月19日

みなさんこんにちは

REIWAです
('ω')ノ

わが愛馬である”NC700X”
早いもので今年で10年になります、
カワイさの余りか老けた様子なんて微塵も感じさせないけど、エンジンの再始動が困難、そんな症状を一年ほど前から抱えておりました…

今回はその原因と解決に至るまでの出来事を記したブログです、
ご興味いただけましたら最後までお付き合いの程よろしくです。

始まりはこう…

あれは昨年(2021年)の梅雨明けすぐの事、
天気も良かったので仕事の打合わせに向かうのにNC700Xをチョイス
('ω')ブ~ン

1時間程ライディングを楽しんだ後は、お昼までの1時間半マジメに仕事のお話…

それも終って「さて」とNC700Xに跨りイグニッションON!
スタータースイッチに親指を当て

「キュルキュルキュル」
「…」
「キュルキュルキュルキュル…」
「キュルキュルキュルキュルキュル…」

ん?エンジンが始動しニャイ
(=・.・=;)

4回5回と繰り返してみてもダメ…

「はい?」
「なんで」「どーして?」

こんなの初めて…
暑さからの汗と冷や汗の汗とでビショビショになりながら頑張るけど全然ダメ

長期戦になるのを想定して3秒間セルモーターを回したら20秒間休ませる…これを地道に繰り返すこと20分でエンジンの目を覚ます事に成功。
取り敢えずその場は事なきを得たのでした…
('ω'A マイッタマイッタ

その後…

しかしその後も同じ症状を発症するNC700X

その時の状況はといえば…
出発する際の一発目のエンジン始動は問題なし、
だけど再始動、つまり
走る→エンジンOFF→暫くの間(1分以内の時もある)駐輪→用事を済ませ再始動→セルモーターはしっかり回ってるけどエンジン始動せず…

大なり小なりこのような事が繰り返されました。
しかし紅葉を観に出掛けた時なんかは大丈夫だったような、どういう事かといえば気温が低い時は症状が出ない、出たとしても比較的症状軽め…
('ω') なんでだろ?

更にその後

年末から3月中旬にかけては基本冬眠のNC700Xくん、そんな訳で年明け4月を待ってから”おNEW”のバッテリーをプレゼント。
これにて再始動の問題ともおさらば、そんな安心感を持って数年振りとなる”雪の回廊”を楽しみにワイフと荷物を積んで草津温泉に向け出発ー!!
無事に到着し現地のホテルで一晩のんびりとくつろぎます…

次の日は”雪の回廊”解禁日、
コーヒーで目を覚ましたら荷物をまとめチェックアウトし「いざ!」
そんな肝心な時にこれまたエンジンが始動しない…

「う~ん、今日は一発目からきやがったか…(汗)」

スタータースイッチを押し込めばセルモーターは元気よく回るけどエンジンは目覚めない…
そんなタダならぬ様子に近くで景色の撮影をしていたワイフがやってきて「どーしたのホンダくん?大丈夫?」とNC700Xに話掛け元気づけます(笑)

色々試しながらやってるとスロットルをオープンにした時にエンジンが掛かったような…ここまで約20分
少し走った先でエンジンOFFにするとやはりその後はエンジンが再始動しません…(スロットルをオープンにしてもダメな時は全くダメ)

この旅の2日間というのは4月としては異例の暑さ、ひんやりとしてると思っていた草津ですら午前中から20℃超え、それと宿泊した日の夜は土砂降りの雨でした。
この時は気温だけじゃなく湿度も高かったって事を付け加えておきます。


その時の志賀草津高原ルートの”雪の回廊”
二輪用ドライブレコーダー”VSYSTO P6Fから切り出した画像でございますよ♪


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原因を探る

最初に疑ったのは、点火系、
だけど前年スパークプラグは交換済み、それならプラグコードからリーク(電気漏れ)しているんじゃないかと…
湿度が高い日に症状が出るのも尚更怪しい…
と、いう事で雨の夜を待ちNC700Xのプラグコードを見つめながらセルモーターを回してみる…
しかしリークしている気配はなし…
まぁ目に見えないリークだってあるだろうけど、これではないと…

次に疑ったのは、燃料系、
ここ数年は走行距離も延びてないのでインジェクター、フューエルフィルター辺りにに問題が有るんじゃないかと考えました、
ただNC700Xのフューエルフィルターは燃料ポンプと一緒に燃料タンク内に収まっているので簡単にどうにか出来るものでもありません、

そんな訳で、手掛かりを得るのに購入店であるホンダドリームへ行ってみる事に…

問診結果は…

燃料ポンプでほぼ間違いないと思いますよ、との回答、
一般的に10万キロと言われている燃料ポンプの寿命(車種によって変わる)も、長期間ガソリンに浸かっていた事(経年劣化)で燃料ポンプの一部に使われている樹脂が膨潤、それによりインペラとケースが接触し適正な燃圧を掛ける事が出来なくなるんだとか…
特に暑い季節になるとその症状が出やすくなります、それと空タンクにする機会が多いと矢張り症状が出やすくなります(タンク内の温度が上昇しやすくなるから)とのお話…
なるほどな~、流石だな~、などと感心しつつ自宅に戻り早速その辺の所を調べてみると、なんとなんと一部の四輪界隈では2020年から燃料ポンプの大規模なリコール祭りが起きていた!なんて事実を知ります…
(´・ω・)過去最大のリコール件数なんだとか…

そこで更に深堀りしようと”本田技研株式会社お客様相談センター”に電話をしてこの件を問い合わせてみる事に…
そこでのやりとりで分かった事は、
・過去含めNC700Xの燃料ポンプに関してリコールは出ていない、
・REIWAのNC700Xが発症している原因についてもいちいち不具合の統計を取ってる訳じゃないので答えようがない、
・とはいえ燃料ポンプじゃない気がします、バルブ周りのカーボンとか〇※▲$...(技術的な事は詳しくないと前置きした上で話してくれました)
('ω')対応してくれた方、ご丁寧にありがとー!

考察…

冷静になって考えると、燃料ポンプが正常に機能してないと燃料供給が滞るので、走行中にガス欠時と同じ症状がでるなんて事は容易に想像できます、実際に燃料ポンプの不具合を経験した方もガス欠に似た症状だったとご自身のブログで述べていました、
自慢じゃないけどワタクシREIWAだってキャブ車コロがしてた頃は何百回とガス欠症状は経験済み(キャブ車はリザーブがあるので普通の事)
でも、この時のNC700Xは再始動が困難なだけで、走行中にガス欠症状が出たりする事もなければ勝手にエンジンが停止するなんて事もありません!
それにそれに燃料ポンプが犯人だと困るのです!
何故って?
それはNC700Xの燃料ポンプASSYは非常に高価!同時交換を指示されてるパッキンやら何やらも含めると部品代だけで諭吉さま5枚也…
(・.・;)あわわ

そんな事を色々考えていく内に
「燃料ポンプは違うな…」
「そうあって欲しい!(笑)」

そう思うようになり一先ず振り出しに戻る事に…

…他に何か興味深い情報ないもんかねぇ、とスマホと睨めっこしていたある日、REIWAが求めている興味深い情報をゲッツ!
それというのはこれまでノーマークだった
”電気抵抗”といったお話

仮説

このブログを見てくれている方なら、クルマやオートバイは純ガソリンエンジン車とて電気で走るといった話を一度くらいは聞いた事があると思います、「BEV(電気自動車)なんてよぉ…」と言ったところで既にクルマやオートバイは電気に支配されていたのです(苦笑)、そのようなオートバイにとって大事な電気も、自らの通り道に抵抗があれば必要とされる量の電気を走らせる事は出来ません
('ω')抵抗箇所が電気を通せんぼしてるわけ
要は、”電流の強さは電圧に比例し、抵抗に反比例する”、これオームの法則です、つまり”電気抵抗が少なければ電流は大きくなるし、逆に電気抵抗が増えれば電流は小さくなりますよ”といったもの、また温度が上昇すれば金属の電気抵抗も上昇するのでした…

このような事を調べていく内にREIWAの中で一つの仮説がたてられました

NC700Xのエンジンが再始動しない…
なんでやねん?

エンジン始動に必要な勢いがセルモーターに無いのかも…
いやいやセルは元気に回ってますけど?

そうみえてもセルモーターに規定の電流が届いてないんですよ…
はぁ?

つまり電圧が降下してるって事なの…
ビンビンの新品バッテリーでっせ?!

電圧降下の原因はバッテリー云々じゃなく電気の通り道に電気抵抗となってる箇所があるからなのね…
電気抵抗で電圧低下?

はい、車両の経年劣化により電気抵抗が大きくなると電圧低下する原因となります…

このように結論付けたのです。。。

対策

2022.05.24

結論がでたらあとは対策するのみ
(  ・`д・´)
下の画像は、一番怪しいと踏んだ車両アースポイントです

アースポイントのボルトを外してみた所
(>_<)あちゃー

アースポイントには、アフターで装着しているアクセサリー類の配線(クワガタ端子)も共締めしています、
ご覧いただいて分かるようにそのどれもが腐食していて明らかに電気抵抗となっているご様子(苦笑)
本来このようになった端子は交換するのがベストですけど、取り敢えず1000番のペーパーで磨き、接点復活剤を一吹きし再装着

その他の配線やカプラーも手の届く範囲で点検、大きく問題になるような箇所はありませんでした

試走=3

梅雨入り前の晴天、絶好のオートバイ日和
メッシュジャケットを羽織ってこの日は試走にGO!

2時間走った先の道の駅に着いた所でエンジンOFF!
すかさずイグニッションONにしエンジン始動
「キュルブォン」
もう一度同じことを繰り返します
「キュルキュルブォン」
うん大丈夫
(^^)

そのまま30分休憩してから再始動
「キュルキュルブォン」
もう一度
「キュルキュルブォン」

ウォーケー!
(  ・`д・´)ノ

更なる対策

2000年に入った頃にブームにもなったアーシング、またはアースチューン
今回はこれもやってハッキリ効果を出しておこうと思います
('ω')

ブームになった当初は効果が有るだの、無いだの、気のせいだの、オカルトだのと色んな話を聞いたもんですけど、理にかなってるのは確かです、恩恵に預かれるかどうかは車両の状態次第
('ω')新車から5、6年の車両では殆んど効果ナッシング

因みにアーシングというのは、電気抵抗となってる箇所を迂回させる為のバイパス手術、
('ω')道路の渋滞解消の為に設けるバイパスと同じ

やり方はシンプルにアース線の増設だったり抵抗値の小さいアース線に引き直すといったもの、
もう少し詳しく書くと、直流電流を採用するクルマやオートバイでは、必ずアース線というのがバッテリーの(ー)ターミナルに繋がっています、これどういう事かというと、バッテリーターミナルの(+)から出ていった電気はヒューズボックスを通りメインハーネスを流れ各ユニット等で消費されアース線を通ってバッテリーターミナルの(ー)戻るといった仕組み、だけどこのアースのライン上に抵抗となる箇所があれば、電圧降下を招く事になるので別のアースを引いて電気を綺麗に流してやろうといった原理のチューニング、古くなったクルマやオートバイ向けのチューニングです、REIWAのNC700Xもそんなお年になったんだなぁ、と実感、旧車ともなるとメインハーネスの交換なんてのもあったりします

アーシング

2020.06.20

アーシングに選んだ商品はこちら

注文の翌日にAmazonから届きました、
えっ?これだけ?って、
はい、これだけですw、しかもワンコイン以下で買えちゃうしww

商品のレビュー評価が5点満点中の1という事で念のため検電テスターとサポート用バッテリーを使って通電するかの確認をしますw

本当ならマルチテスターを使って抵抗値まで測ってから始めた方が良いんですけど、このままNC700Xに取り付けに行きます
マルチテスターとはこんなの↓

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アーシングケーブルの取り付けはバッテリーの(ー)ターミナルと…

セルモーターケースにダイレクト!
(  ・`д・´)検電テスターで導通確認済み

長さ40cmの激安アースケーブルは問題も無く10分で装着完了

その足で試乗にでます=3

アーシング施工後の感想…

バッチグーです!!

何度もテストしたけど再始動の際も一発でエンジン始動!
(^_-)-☆これで解決

でもそれと同じ位に嬉しかったのが、中回転域のトルクアップ!!!
スロットル操作に対しイキイキ!きっと我が家にやって来た頃はこんなだったんでしょうねぇ…
('ω')プラシーボ効果ではここまでの変化は感じない

このあと梅雨が明けたら本格的な夏
('ω')v
最初にこの症状を発症したのも(去年の)梅雨明けすぐの暑い季節、
10年選手という事で今後も注意深く見守っていきたいと思います
(^_-)-☆

まとめ

ワタクシREIWAぐらいの年齢ともなると(バブル世代ねw)10年なんてあっという間に感じるけど、10年ひと昔という言葉があるようにホンダくん(NC700X)も年を重ねてたんだ…そう実感するような出来事でした。

アーシングの作業についてですけど、REIWAは激安アーシングケーブルを使ってみましたけど、これはオートバイ用品のみを取り扱う某大手ネットショップでもアーシングケーブルとして販売してた物だったので「大丈夫っしょ!」って事で仕入れた商品、
でも本来は、マルチテスター等で抵抗値を測ってから取り付けるものだと思います、抵抗が増えないとも限りませんから…、そういった意味でも自己責任で装着するものだと思います、施工不良で最悪車両火災が起こる事だってあるといいますし、ヘッドライトをはじめとした電装品の寿命が短くなる事があるとも…、
とはいえ、信頼できる専門ショップでみてもらうって手もあるので気になる方は是非参考にしてください

REIWAの中ではこれにて一件落着、短かいようで長かった解決までの道のり、
ブログなどで情報発信してくれていた方々に感謝です
<(_ _)>

それでは今回はこれにて失敬!

本日も最後までご覧くださりありがとうございました
('ω')ノ
この記事が良かったと思って頂けたら下の方のあるグッドボタンよろぴくです、はい。

※お約束ですけどこのブログを参考に作業される方は自己責任でお願いします。

※追記

2020.06.24

バッテリーターミナルのボルトをステンレス製のものから、昨年購入したバッテリー”TTZ14S”付属の亜鉛メッキ製(右下)のものに交換

アースポイントに共締めしているアクセサリー機器用のクワガタ端子も新しいものに全交換


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今回の内容と関係ないけど、エーモンの分岐ターミナルを使って(+) 線の整理もついでにやっておきました
('ω')

この日の気温は午前中から30℃越えの超真夏日!

炎天下の中クルマの洗車から始めて上記のオートバイ弄りを開始、
知っての通りNC700Xって何やるにしても面倒な外装の脱着があるので結局5時間も陽の下に…
お陰さまでワタクシ自身もこんがり小麦色の夏仕様に変身でございます
('ω')
(笑)

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バイクと海とディスコ、そしてクルマ…いつも腹ペコだったけど毎日がドラマチックだった昭和の時代、振り返れば毎日を忙しくやり過ごしていた記憶しかない平成の時代…。 こんにちは!REIWAです('ω')ノ 何かとめんどくさがられるバブル世代のおっさんですw バブル世代と言ってもバブリーなオイシイい思いをした事なんてないんですよ(^^; 令和の時代はこれまでにない心にゆとりをもった過ごし方をしていきたいと思います。 どうぞよろしく (`・ω・´)ゞ

-NC700X (2012~)